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日本の温泉を楽しむ一方で、ふと気になったのが海外の温泉事情。
特に、イタリアなどヨーロッパ諸国の温泉文化です。
温泉の歴史については、『テルマエ・ロマエ』という漫画でも描かれているように、
ローマ帝国時代にはすでに温泉が重要視されていたんですよね。
では、現代のイタリアやその周辺国では、
温泉ってどんな風に楽しまれているのでしょうか?
ヨーロッパの温泉:かけ流し vs. 循環
まず、「かけ流し温泉」と「循環温泉」について、
ヨーロッパにも同じような枠組みがあるのか気になるところですが、
実際には少し異なるようです。
イタリアやドイツ、フランスなどの温泉地では、
日本のように「かけ流し」にこだわる文化は少なく、むしろ
「温泉プール」のような形で大勢の人が同じ施設を楽しむ形式
が一般的です。
例えば、北イタリアの温泉リゾートには天然温泉を利用しながらも、
一部が循環している施設も多く見られます。
ただし、温泉の成分は厳重に管理され、
衛生基準もヨーロッパ独自のものがあるため、
どの施設も一定の質が保たれているのが特徴です。
温泉を「体を癒すための場所」というよりも、
社交やレジャーを楽しむための場として利用されることが多いのが、
また日本とは異なる文化ですよね。
ローマ帝国から続く温泉文化の名残
ローマ帝国時代から温泉が「戦士の癒し場」として機能していたことは
知られていますが、現代のイタリアにはその名残が多く見られます。
例えば、イタリア北部のサトゥルニア温泉は
ローマ帝国時代から知られる歴史的な温泉地で、
現在も自然のまま湧き出る温泉を利用している場所もあり、
いわゆる「かけ流し」に近い形です。
しかし、こうした場所は例外的で、
大半の温泉施設はレクリエーションとして発展しており、
温泉プールやスパトリートメントを併設していることが多いのが特徴です。
また、ローマ帝国の文化が色濃く残るハンガリーのブダペストなどでも、
温泉文化が息づいており、「浴場(バス)」という形で温泉が利用されています。
ここでも、「かけ流し」かどうかに重きを置くのではなく、
温泉に浸かりながら会話を楽しむことが目的となっています。
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温泉文化の違い:日本とヨーロッパの温泉の捉え方
日本では「心と体を癒す場所」として静かに入浴するのが主流で、
温泉成分や効能にこだわる方が多いですよね。
温泉が持つ「効能」も楽しみの一部ですが、
ヨーロッパではその効能よりも「温泉でのひととき」を大切にする傾向が強く、
まるでプールのように大勢で浸かり、話し、リラックスするという
スタイルが一般的です。温泉というより「スパ」という表現が馴染むかもしれません。
一方で、最近ではヨーロッパでも日本式の温泉施設や
「かけ流し」を取り入れる施設も増えてきています。
温泉に浸かることが健康に良いとされ、
リラクゼーション目的で訪れる人が多いため、
日本の温泉文化への関心が高まっているのかもしれませんね。
日本とヨーロッパの温泉を巡る夢
こうしてみると、日本とヨーロッパの温泉文化は一見違って見えるものの、
共通しているのは「温泉が心身を癒すための場所」という点です。
ヨーロッパの温泉地に行って、そこでの人々の楽しみ方や
温泉施設の違いを感じるのも、きっと面白い経験になりそうです。
次は、イタリアやハンガリーの温泉を巡りながら、
日本の温泉との違いをもっと体感してみたいと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございます!