中学生:
「おじさん、温泉っていろんな温度があるけど、体にどんな影響があるの?」
おじさん:
「そうだな、温泉の温度は本当に重要だよ。
温度によって体に与える効果が全然違うんだ。
温泉は大きく分けて、高温泉(42℃以上)、中温泉(34℃〜42℃)、
そして低温泉(25℃〜34℃)の3つに分かれるんだ。
それぞれの温度で違った効果があるから、その説明をするよ。」
温泉の温度別の効果
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高温泉(42℃以上)
- 効果: 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進するのが得意だ。特にスポーツ後の疲労回復や肩こり、腰痛に効果的。でも、長時間入りすぎると脱水症状や血圧上昇のリスクがあるから、短時間で入るのが良いんだ。
- 注意点: 特に高齢者や心臓に問題がある人は気をつけるべきだよ。体に負担がかかることがあるからね。
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中温泉(34℃〜42℃)
- 効果: 体をじんわりと温めて、リラックス効果を高める温度帯だね。血行を促進し、ストレス解消や神経痛、冷え性にも効果的だよ。この温度帯の温泉が一番多くて、日常の疲れを癒やすのに最適だ。
- ポイント: 温泉成分を吸収しやすく、温まりながらもリラックスできるので、温泉宿ではこの温度がよく使われているんだ。
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低温泉(25℃〜34℃)
- 効果: 熱すぎないからこそ、リラックス効果がとても高い温度帯なんだ。長時間ゆっくり入ることができるし、体に負担がかからない。特に疲れたときやリフレッシュしたいときにはおすすめだね。
- 注意点: 冷えやすい人には少し寒く感じることがあるから、特に寒い季節には短めにして、温かい場所で体を温めるのが良い。
中学生:
「なるほど、それぞれの温度に違った効果があるんだね。
でもさ、冷たい温泉って体に良いの?初めて知ったよ。」
おじさん:
「そうだね、俺も昔、山梨県の増富ラジウム温泉に行ったことがあって、
30℃くらいの温泉に入ったことがあるんだ。
最初は冷たすぎて驚いたんだけど、しばらく入っていると、
体の芯からじわじわと温まる感覚があったんだよ。不思議なものだよな。」
中学生:
「冷たい温泉でも体が温まるんだ!どうして?」
おじさん:
「実は、ラジウム泉のように低温の温泉は効能が高いことがあるんだ。
ラドンガスは高温だと飛び散りやすいけど、低温のほうが成分がしっかり体に入るから、効き目があるんだよ。
だから、25℃の冷たい湯船でも人気があったんだ。まるで修行みたいな感じだったけど、これは貴重な体験だったな。」
中学生:
「冷たい温泉も侮れないね!次はそんな温泉にも挑戦してみたいな。」