きままにかけ流し温泉ママブログ

本物の温泉が大好きです!ぜひお付き合いください♪

「おじさんと中学生の温泉トーク」第7回:古代から現代まで続く日本の癒し

中学生:

「おじさん、温泉ってただリラックスするだけの場所だと思ってたけど、

 昔からそんな感じだったの?」

 

おじさん:
「いや、実は温泉は昔から日本の歴史に深く関わっていて、

 ただのリラクゼーションだけじゃなかったんだよ。

 温泉の歴史はかなり古くて、古代から重要な役割を果たしてきたんだ。」

 

中学生:
「古代?どんな風に使われてたの?」

 

おじさん:
「例えば、奈良時代には『日本書紀』にも記載があるんだよ。

 聖徳太子が病気治療のために温泉に入ったという話が有名だ。

 実際、温泉は治療や療養のために使われていて、

 当時の人々は温泉の治癒効果に大きな信仰を持っていたんだ。」

 

中学生:
「へえ、温泉ってそんな昔から使われてたんだ。

 でも、ただお湯に入るだけで治るの?」

 

おじさん:
「まあ、当時は科学的な知識が少なかったけど、

 温泉のミネラル成分や温熱効果が体に良い影響を与えることは

 今でも証明されてるから、ある意味正しかったんだろうね。

 平安時代には湯治(とうじ)という形で貴族や武士たちが温泉に行って

 療養したりしてたんだよ。」

 

中学生:
「湯治って、聞いたことあるな。何か特別な場所があったの?」

 

おじさん:
「そうだな、有名な温泉地といえば、道後温泉有馬温泉だな。

 道後温泉は日本最古の温泉のひとつと言われていて、

 伊予国風土記にもその存在が記録されているし、

 有馬温泉は神功皇后豊臣秀吉が訪れたことで知られている。

 歴史の教科書にも載ってるくらい有名な温泉だ。」

 

中学生:
「秀吉も温泉に行ってたんだ!意外だな。

 温泉って、戦国時代とかでも使われてたってことだよね?」

 

おじさん:
「そうだよ。戦国時代には、戦いで傷ついた武士たちが温泉で療養することも

 あったんだ。たとえば、伊達政宗秋保温泉に訪れて傷を癒やしたという話が

 伝わっているよ。」

 

中学生:
「武士も温泉で回復してたんだね。日本の古くからの知恵なんだね。」

 

おじさん:
「いや、実は世界中でも温泉は昔から使われてきたんだよ。

 たとえばローマ帝国

 ローマ帝国では、兵士や労働者たちが疲れた体を癒すために

 温泉がよく利用されていたんだ。

 『テルマエ・ロマエ』っていう漫画でも読んだことがあるけど、

 テルマエと呼ばれる公共浴場があって、リラクゼーションだけじゃなくて、

 社会的な交流や療養の場でもあったんだよ。」

 

中学生:
「へえ、温泉って世界中で昔から重要だったんだね!

 僕も『テルマエ・ロマエ』、読んでみようかな。」

 

おじさん:
「温泉の歴史は日本だけじゃなく、世界中で深い意味を持ってるんだ。

 次に温泉に行くときは、そんな歴史的な背景も考えながら楽しむといいぞ。

 あと、『テルマエ・ロマエ』は映画化もされていて、見ると益々温泉が

 好きになるぞ。内容も面白いから絶対見ろよ。笑」